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うる星いしん~ビューティフルドリーマー~

もし貴方が高橋維新の名前を知らないのなら、それはとても幸せなことです。そっとブラウザを閉じ、引き続き楽しいテレビ生活を満喫してください。

高橋維新を知る人は、ほとんどがネガティブな意味でもってその名前を受け取るだろう。最近では爆笑問題の太田が自身のラジオで3週にもわたり言及、というか口を極めて罵ったことでも話題になった。

彼は一体何者なのか。そして彼の何が問題なのか。

・・・と大仰に書いてみたが、説明が面倒なので簡潔に書く。弁護士の傍らメディア批評サイトで的が外れているというレベルではない、大暴投というより他ないバラエティ批評コラムを大量生産している人物だ。

THE MANZAI』での爆笑問題の漫才についても「アドリブの方が面白い」などと酷評をして、それが太田の逆鱗に触れたわけだ。まぁ単に酷評されて太田がキレたのであれば彼の器がおちょこであるなという話だが、その指摘がことごとくとんちんかんで怒るのもむべなるかな。

太田が言及する以前もネット上では高橋維新を非難する意見が溢れかえっていた。

それで彼もとうとう業を煮やしたのか、太田および世間に反論するコラムを同日に3本も自身のホームページにアップした。

 

筆者への批判に対する総合的な反論 - 高橋維新のページ

爆笑問題・太田さんへの反論 - 高橋維新のページ

筆者がなぜお笑いにこだわっているか - 高橋維新のページ

 

もう情念がすごい。一個一個が長いんだまた。

暇な人は読んでもいいけど、とりあえずそれぞれの主張をかいつまんで説明していきますね。

 

まず「筆者への批判に対する総合的な反論」から。

私の意見を的外れだという批判はよく見ますが、的外れだと考えるなら、どこがどう的外れなのかを具体的に指摘してください。具体的な指摘は、あまり見たことがありません。そのことが却って、「私の言っていることが正しいから具体的な批判ができないだけではないか」という私の確信を強くしてしまっています。

もうこの考え方が怖い。いちいち具体的に反論してもいいけど、間違いが多すぎてどこから突っ込んでいいのかわからない状態なんですよ。そんな面倒くさい作業をやってくださった方がいるから、維新さんはこれ読んだ方がいいよ。

人生とは、「高橋維新とも生きていくこと」である。 | コボリアキラの要約と反復

 

人は本当のことを言われると怒るものです。本稿を読んでイラッときたあなたにも同じ言葉を差し上げましょう。本稿を読んでイラッと来たなら、それは私が本質を突いた発言をしているからですよ。 

同日に3本も反論を上げるのはイラッときてないんですかね。そこは私の想像の範囲の話なので、きっと極めて冷静に、理知的に、この反論を書き上げたのでしょうね。すごい。

 

テレビと全く関係ない位置にいる市井の弁護士の方が正しいことを言えると思いませんか。テレビのスタッフや、放送作家や、タレントや芸人さんは、テレビ局からお金をもらってご飯を食べる立場にあるので、テレビ局と敵対することは難しいはずです。テレビをけなすと仕事が減るかもしれません。嘘でもテレビを褒めておいた方が仕事が来るかもしれません。

 

弁護士という門外漢にここまでお笑いについて口うるさく言われるのが嫌なのかもしれません。放送作家や芸人さんみたいなお笑いのプロは、自分が仕事でずっとやっているのに、仕事でやっていない一弁護士が自分以上にお笑いを知っているというのを認めたくないのかもしれません。

「弁護士のくせにお笑いについて書くな」という世間の声に対して「自分は素人だから逆に公正な意見が言える」と反論してて、確かにその反論は正しいですよ。ただその意見の内容がとんちんかんであることに皆は怒っているのだけど、一旦は維新さんの反論を飲み込むこととしましょう。

 

さぁ次。「爆笑問題・太田さんへの反論」。

太田さんは私に漫才をやれと仰っています。ラジオでの発言なので、ウケ狙いで言った部分もあるでしょうから、どこまで本気かは分からない前提でお答えしますが、「そんなに言うならお前がやってみろ」というのは、プロが言ってはいけない反論だと考えています。

これも正しい。やはりここでも「自分は素人だから」と、一視聴者としての立場を主張している。漫才に対する指摘が「ちょっと何言っているかわかんないです」ということは置いておく。

 

じゃあ最後。「筆者がなぜお笑いにこだわっているか」。

ここでは維新さんの人生が語られます。

放送作家の父親の偏った方針により幼少期にお笑い第三世代(ダウンタウンウンナン)に触れることを禁じられ、学校では同世代と会話の通じずイジリの対象となった。あと一歩でいじめとなるところを、自分自身が道化を演じることで回避したと。

素晴らしいじゃないですか。いじめを克服し、弁護士になって、立派な成長物語じゃないですか。

これで終わればいいのに、突然ウルトラCな主張を展開し始める。

筆者は、イジられキャラだった小・中・高・大の合計16年間、どうすれば相手が笑ってくれるかをずっと考えてきた。 

 

筆者は今年で29歳になるが、物心ついてから20年以上「どうやれば周囲に笑ってもらえるか」を考えてきたのである。おこがましい言い方かもしれないが、それだけの芸歴があるということなのである。

 

 ヘタするとバラエティ番組の現場より過酷である。

 

イジられキャラに飽き飽きしてあまり真面目に周囲を笑わせるための行動をとらなくなったこともあった。これは、何をやっても周りから笑われる「芸人」という仕事を長いこと続けていると、ふと陥る心理だと思う。でも、筆者がそうやって「芸人」をやめた瞬間に、周囲はおもしろくなくなり使いでのなくなった筆者から離れていった。実に、現金だと思った。

なんか自分のこと「芸人」とか言い出したんですけどーーー。

今まで散々「自分は素人だ」と言っておいて、お笑いにこだわっているのは「自分が芸人だから」とかもうなんですかその超理論は。

 

しまいには

筆者に水風船を投げつけておいて自分が投げつけられると怒るというのは全く対等でない。
「芸人」としてのプロ意識が足りない行動である。
人を笑っていいのは、笑われる覚悟のある奴だけなのである。そういう意味では、この世にいる人は全員が芸人なのである。 

とか言って、じゃあなんで太田の反論に言い返してるんだよ。もうブーメラン多すぎて意味わからないよ。

この文章書いている間にも矛盾点見つかりすぎてどこ指摘していいかわからなくなったけど頑張ってここを落としどころにしたよ。

「書くな」とは言いません。せめて正しい「批評眼」を手にしてから筆をとってください。疲れた。こちらからは以上です。