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拝啓、山崎弘也様

晩秋の候、時下ますますご健勝のこととお慶び申しあげます。
貴殿のご勇姿をテレビで拝見するようになり早何年が経つでしょうか。
2003年の『M1グランプリ』。恐らくはここから貴殿の躍進が始まったと記憶しています。
敗者復活戦を勝ち上がった貴殿は、破竹の勢いで最終決戦にまで駒を進めました。最終決戦では3位と残念な結果に終わりましたが、視聴者にはともすれば優勝者よりも鮮烈な印象を与え、それはその後のテレビ出演数にも如実に表れていました。
他人のふんどしで相撲を取ることで定評のある『エンタの神様』がすぐさま「あの紳助が絶賛した」との触れ込みで貴殿を重用したことも今となってはいい思い出です。
その翌年の『M1グランプリ』では見事優勝を果たし、名実ともに日本一の漫才師となった貴殿が、現在に至るまで八面六臂の活躍を見せ続けていることはもはや言うに及ばずでしょう。
しかし思い出して欲しいのです。日本一のボケである貴殿の隣に、日本一のツッコミがかつていたことを。
そして知って欲しいのです。その日本一のツッコミが、貴殿の隣から姿を消している間に、非常に仕上がっているということを。


2013年10月28日、11月4日に放送された『ひろいきの』。
有吉弘行の下の名前を「ひろいき」と読むことがあまり知られていないように、有吉の知られざる部分を掘り下げていこうという番組。
今回のテーマは、「ひろいきのツッコミ」。

アルピー酒井「ツッコミ苦手だったりするとこありますよね、ひろいきは」
有吉「ツッコミ、うーん、えぇーと…、そうね。注意とかおかしなとこ指摘とかはできるんだけど、がっつりボケられたときにしっかりつっこめない。ネタをやってる期間が短いから、漫才とかコントとかで、しっかりやってきてないから、恥ずかしい」
加藤アナ「上手くつっこむ方っていらっしゃるじゃないですか。後藤さんとか、端的に、パッと言ってくるような方は見ていて凄いなと思うんですか」

有吉「憧れです。後藤とか、小杉とか。いるでしょ?いっぱい。あの辺の人たちはカッコいいなと思います。ああいうふうになりたいなと思います」

そしてゲストとして呼びこまれたのはこの人。

アンタッチャブル柴田「俺だよバカヤローお前。俺だよバカヤロー」
有吉「おぉ、柴田ぁ」
柴田「『柴田』じゃねえよ」
有吉「何してんだよお前」
柴田「俺だって何してたか分かんないわ。いつの期間の『何してた?』だよ。結構ずいぶん前の『何してた?』だろ。後藤とか小杉とか言うなってマジでぇ!」

有吉「柴田ね!あぁ、分かる分かる」
酒井「ツッコミといえばやっぱり」
有吉「すごいすごい。(でも)憧れはしない」


柴田「なんでだよ!それは俺の人生的なことだろ。人生に憧れてる奴いないよ。紆余曲折あるんだから。大変だよお前」
有吉「バンバンくるw」


登場からキレッキレw
さらりと自虐を入れつつマシンガンのような早さで捲し立てる。
その後も矢継早にツッコミが苦手な有吉にアドバイスをしていく柴田に…

有吉「間がないな」w


さらに柴田がツッコミのパターンを説明していると、

ソファをかじるというボケをする有吉。

柴田「何で食べんだそこを。豆腐じゃねえんだこれ見てみろお前。こんなサイズ見たことあるか。二、三日もつわ豆腐だとしたら」
酒井「サビてないっすね」w
何気に失礼な酒井w
それにしても畳みかけるツッコミの切れの鋭さは相変わらず。素晴らしい。


そして、有吉のツッコミの練習のためにボケていく柴田。





楽しそうw
しかし有吉にするアドバイスは的確で、咄嗟の対応力もさすが。
しばらく見ないうちにとんでもなく面白くなっている。いや前からそうだったかもしれないが。


最後は有吉がツッコミ、柴田がボケで漫才をやることに。







しかし途中から有吉が笑ってしまい漫才はグダグダにw

柴田「(俺)一人でやってんじゃねえかよ!」
有吉「やっぱアンタッチャブルって二人ともすごいわ。一人ずつで通用するんだもん」


そう、アンタッチャブルは一人ずつでも通用するのです。
だからこそ、その二人が並んだら、それはもの凄いことが起きるのではないでしょうか。
山崎弘也様。貴殿がお一人で活躍し、ボケとしてモンスターと呼ぶべきほどに成長した一方で、相方である柴田様もまたツッコミの腕を磨かれていました。
私は、お二人がアンタッチャブルとして、かつてのように、いやかつて以上にご活躍することはお二人の責務であると思っています。
まったくの他人ではありますが、進言させていただきます。
人力舎の宣材写真、そろそろ新しくしませんか。