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甘やかしの極致 「ホタルノヒカリ2」最終回

綾瀬はるかがこの上なく可愛らしく、毎週楽しく見ていた「ホタルノヒカリ2」が最終回を迎えた。


ここ最近、怒涛のように恋愛にまつわる“面倒くさい”が押し寄せてきても悉く回避に回避を重ねてきた蛍だったが、最終回でどう決着をつけるのかと思っていたら、これがとんだお笑い種。


結局は蛍の“甘え”を周囲が許容してしまうという“ご都合主義”にまみれまくっていた。


まず、物語をかき乱すはずの恋敵・瀬乃が見事なまでのフェードアウトっぷり。


瀬乃の今までの行動を簡単にまとめると・・・


蛍を好きになる
→部長に宣戦布告
→蛍に告白
→すぐに撤回し友達宣言
→でもやっぱ好っきゃねん
→蛍に「恋愛とか面倒くさい」と言われる
→「俺、あんたのこと嫌いになれそうだわ」
→でもやっぱ好っきゃね〜〜ん
→「一緒にNYに来てくれないか?」


ここまででも十分すぎるほどの華麗なる独り相撲っぷりだが、最後の最後でやっと大勝負に出たかと思ったら、出発直前の瀬乃が蛍に言った一言が「部長と幸せに暮らせよ」


お前、何のために出てきたんだよ!?


告白されて正面から断ることもできない蛍の甘えに対して、瀬乃は自ら諦めてNYへと去っていくという都合のよすぎる展開。勝手に現れて勝手に消えていく年下イケメン。物語上のその存在意義が分からない。
好意的解釈をするならば、好きな人の幸せを願って潔く退くということになろうが、そんな相手の気持ちもお構いなしに「心配しなくても部長と一生離れません」と追い打ちをかける蛍の無神経さ。これはひどい


さらに台湾に行く部長に対し、「一人で待ってます」と言い放つが、それはただ単に面倒くさいだけだろう!!
挙句、「私、干物女のままでいたいの」と宣言までしてしまう。


ふと思ったんだが、これってラベリングによる自己正当化じゃないのか。
「私は“干物女”というそういう生き物なのです。だから色々できなくても仕方ないんです。」と、“干物女”という名前を盾にして自堕落なままの姿を良しとしてしまっている。
そして、それを受け入れる部長。甘すぎる。


「これから先の二人の幸せをどう思い描いているのか」という命題を投げかけた山田姐さんまでもが「蛍が考えて決めたことならそれでいい」という甘やかしっぷり。


「結婚とは」とテーマらしきものを掲げていたが、とどのつまり家事も何もできない干物女でも部長のように何でも許してくれる素敵な男性がいればすべての努力を放棄しても幸せな結婚ができるんだよ、という甘やかし放題の夢物語だったんだ。あぁ残念だ。